コラム

COLUMN
Vol.17

Good&New

2022/09/13

私がファシリテーションを務めるミーティングやワークショップのチェックインの時間に
『Good&New』を活用することが多々あります。
これはは24時間以内の出来事で「よかったこと(GOOD)」や「新しい発見(NEW)」
を一人1分程度話して全員で共有し、拍手をする取り組みです。

・最近近所できたケーキ屋さんのチーズケーキが美味しかった。
・久しぶりに子供を自転車のカゴに乗せたら入り切らず、我が子の成長を実感した。
・昨日新規のクライアントへのプレゼンテーションがうまくいき受注できた。

公私問わず各人のさまざまな経験がその場で繰り広げられる豊かな時間となります。
・この方は休日をそんな風に過ごしているんだ・・・
・そうか、この方にはお子さんが3人いらっしゃるんだ・・・
・この方は、そんなところにこだわりを持って仕事をしているんだ・・・
という具合に、各人の興味・関心、考え方や大事にしていること、仕事では見れない一面など
お互い力まずに相互理解が進みます。

24時間以内と言われると意外に短いので、1週間など伸ばしたりすることもありますが、
一見見逃しそうな体験の中からなんとかしてGOODやNEWを見つけ出す努力をします。
このポジティブな情報のやり取りから、場の空気も和むし、発言がしやすくなるため、
その後のミーティングやワークショップの進行にも良い影響を与えます。

嬉しいことに、その実施の手軽さと効果に気づいたリーダーたちは、職場にGood&Newの取り組みを持ち帰り、
チームで行う朝礼やミーティングで早速取り入れてくれています。

テレワークが増えたことにより、社内コミュニケーションの希薄化や、メンバーのコンディションを
把握することが大変難しくなりました。
リーダーは1on1やミーティングの機会を使って意図的に協働関係をつくる力がこれまで以上に問われています。
相互理解を深めたり、コミュニケーションを活性化させる道具の一つとして、
たった10分のGood&New、一度試してみませんか。

Editor Info.

取締役
エグゼクティブコンサルタント

廣瀬 信太郎

STAFF紹介