コラム

COLUMN
Vol.53

プレマネはマネジメント責任が軽い?

2026/06/30

● プレマネは「マネジメント:プレイング=50:50」?
 
最近はプレイングマネジャー(以下、プレマネと表記します)が多いです。プレマネの方は、「自分の役割はマネジメント:プレイング=50:50」のように考えてしまいがちです。
プレイングも重要な役割ですので、そう考えてしまうのも無理はありません。ただし部下の立場で考えると、上司がプレマネだろうとなかろうと関係ないことです。「自分をいかに支援してくれるか」「働きやすい環境を作ってくれるか」「成長させてくれるか」が求められることに変わりはありません。

よって、プレマネはマネジメント100にプレイングの役割が加わっている、と言えます。部下の数が少ない場合もあるでしょうが、マネジメント責任が減るわけではないのです。

● より効率的なマネジメントが求められるプレマネ
 
ただしプレマネが、「プレイングに時間を割く」「部下との接点が限られる」のは現実です。そうなるとプレマネは、より効率的にマネジメントを行うことが求められます。
日々の限られた接点の中で、どのように仕事を任せるか、どのように声をかけるか、どのように指導するか…これら全てがマネジメントであり、その上司の関わりを受けて部下が前向きになれるかどうかが問われます。

例えば「1件契約を決めた部下」に対して、どのように声を掛けるかです。「おめでとう。でも今月の目標達成まで、あと〇件残っているからね」とプレッシャーをかけるか、「どんな工夫をしたの? どんなアプローチをしたの? …すごいね! そのアプローチは君の得意技だから、次の契約にも活かせるといいね!」と会話するかの違いです。

ちなみに後者は「ヒーローインタビュー」と呼んでおり、成功体験を成長と自信につなげる重要な上司のマネジメントの一つです。(25年10月のコラム参照) 

忙しいプレマネは「部下を活かして成果をあげる」ために、日々の接点を活かした「より効率的なマネジメント」を行うことが求められます。
進捗確認や日々の報連相の場で、どのような会話をするかがマネジメントそのもの。単に「進んでいるかな。次もよろしく」ではなく、「どうやって取り組んだの?」と聞き出したり、取組みを誉めたり、さらには今後の進め方の相談に乗ったり、応援したり・・・そのようなピンポイントの会話を通じて部下を後押しすることが、プレマネには求められていると思うのです。

※2025年9月発刊 部下を活かして成果をあげる ~明日から使えるマネジメント51のコツ~ 
西田直史著  より一部抜粋

Editor Info.

名古屋支社長
エグゼクティブコンサルタント

西田 直史

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